2022.7.26
GLP-1(ジーエルピーワン)と呼ばれるホルモンが話題になっています。
これは、食欲を減らす効果が期待されている薬剤でもあり、実際海外では肥満症に対して処方されています。
GLP-1を利用したダイエットは、食事制限や運動を行ったうえでGLP-1をホルモン注射することによってダイエット効果を加速させるものです。
メディカルダイエットとしても利用されているこのGLP-1について、今回はその内容や治療を受けるうえでの注意点、そして起こりうる副作用について解説していきましょう。
GLP-1は、小腸から分泌されるホルモンの一つです。
主な作用として血糖値の上昇を抑えるインスリンを分泌させ、血糖値を上げてしまうグルカゴンの分泌を抑制させます。
簡単に言えば、血糖値が上がらないホルモンがGLP-1といえるでしょう。
実は、血糖値を下げるだけでなく胃の内容物の排出を遅らせたり、さらには食欲を抑える作用もあることから、一躍ダイエット薬として用いられるようになりました。
そして、欧米を中心とした海外でダイエット薬として、盛んに利用されるようになり、日本でもメディカルダイエットの一つとしてGLP-1が用いられています。
GLP-1を利用したダイエットは、GLP-1の作用を活用したものとなっています。
先ほど紹介した通り、GLP-1はホルモン分泌をコントロールして血糖値上昇を抑えつつ、胃の内容物をゆっくり腸へ送る作用があります。
この作用を引き出すために医療機関を受診したダイエット希望者へGLP-1を注射(医療機関によっては注射キットを渡して自己注射)し、運動をしてもらうのです。
GLP-1の作用によって血糖値が極端に上がった後、反動で下がるといったことも少ないので、運動も低血糖でできないということはありません。
また、GLP-1は食欲も抑えるので自然に食事量も減り、運動による消費カロリーアップによって効率よく脂肪を燃焼させていきます。
このように効果的にダイエットができることが特徴です。
このような効果やメカニズムによってダイエットを目指していきます。
糖尿病の治療でインスリンを自己注射することがあります。
こちらも血糖値を下げる効果が期待されていますが、違いはどのようなものがあるのでしょうか。
それは、作用、中断後の安全性といった点で大きく異なります。
作用としては、GLP-1がインスリン分泌を促すホルモンなのに対し、インスリン注射はインスリンそのものを注射する方法です。
同じく血糖値の上昇を抑えますが、作用自体がこのように違います。
さらにメディカルダイエットで利用するGLP-1は「リラグルチド」と呼ばれる薬剤に改良したもので持続時間も一日続くなど効果が長いのも違いです。
中断後の安全性も異なります。
インスリン注射の場合は、中断してしまうと糖尿病が進行してしまうリスクがあるため、基本的に中断できません。
一方、GLP-1はあくまでインスリンを出すことが目的で行われる注射なので、中断しても特に安全面では問題が起きにくい特徴があります。 このように自己注射を行う点では共通しているGLP-1とインスリンですが、大きく違う点が特徴といえるでしょう。
GLP-1ダイエットはメリットもいくつかあり、痛みが少ない、分かりやすい、ストレスが少ないといった点が挙げられます
まず、GLP-1の注射ですが、そこまで痛くありません。
GLP-1の注射で使用する針は非常に細いものを使用しており、採血や予防接種で用いられる針よりも細い直径0.2ミリの34ゲージ針を採用しているところがほとんどです。
このクラスの針になると、痛みをほとんど感じることなく、GLP-1の自己注射が可能です。
1日1回の頻度でも、痛みで続けられないといったことがほとんどありません。
もちろん注射の跡もほとんどないので、外見上も気にならないでしょう。
分かりやすいのもGLP-1のメリットです。
GLP-1ダイエットは1日1回決まった時間に注射するだけです。
この注射によって空腹感や食欲が減り、食事制限も簡単にできます。
それに加えて有酸素運動を行うことで、効率よくカロリー消費が可能となります。
もちろん、GLP-1は医薬品なので、医師がきちんと診察を行い、経過観察を受ける必要があるのは言うまでもありません。
それでも注射と運動だけでダイエットができるシンプルさは、GLP-1の大きなメリットといえるでしょう。
GLP-1ダイエットはストレスが少ないとされています。
これは、食事制限を意識しなくともできるからです。
ダイエットを続けるうえで最もストレスになるのは、空腹です。
空腹に負けて飲食物を摂取してしまい、余計ストレスが発生するという負の循環に陥ることもあります。
しかし、GLP-1の注射をすれば、自然に食欲が落ちるので、ストレスが低減されてダイエットを継続しやすくなります。
もちろん、注射をしても副作用がほとんどないので、健康面でのストレスを抱えることもほとんどないといえるでしょう。
これらがGLP-1ダイエットを利用するメリットであり、GLP-1を選択する理由にもなります。
GLP-1を利用するうえで知っておきたい注意点は、注射の手間、クリアする条件が多い、まれに副作用があるといった点です。
自己注射が基本的なスタイルですが、一日一回の自己注射は、サプリを飲むより面倒です。
慣れてしまえば苦にはなりませんが、それでも自己注射に慣れていない人によっては、それなりに大変なので注意しましょう。
GLP-1ダイエットは誰でもできるわけではなく、クリアすべき条件がいくつかあります。 大まかにまとめると次のような条件をクリアしていることが必要です。
年齢は、18歳未満、または75歳以上でない年齢の方です。
子どもや後期高齢者はGLP-1ダイエットができません。
疾患は様々な疾患にかかっていないことが条件です。
これらについては、GLP-1を処方する前に医師や医療スタッフがチェックしていきます。
手術歴についても条件があります。
腹部注射を行う関係で、大きな腹部手術を受けたことがある方はGLP-1を利用できません。
アレルギーは、サクセンダの添加物(リン酸水素二ナトリウム水和物、プロピレングリコール、フェノール)によるものです。
これらは、GLP-1の薬剤に使用されているので、アレルギーがあるとGLP-1による治療が受けられません。
また、受けることがないですが、やせ過ぎの方(BMI18.5未満、体脂肪率15%未満)もGLP-1の注射が打てないので注意しましょう。
最後にGLP-1はほとんど副作用がないものの、次の副作用が報告してされています。
ただ、低血糖になってしまう副作用は頻度不明でとても数が少ないので、比較的安全に利用できる薬剤といえるでしょう。 これらの点に注意してGLP-1ダイエットを受けるのがおすすめです。
GLP-1は自然と体重落ちるわけではないので、運動をすることでさらに効果を発揮できます。
なので、運動する時間がない、運動を習慣にするのは辛いという人には合わないかもしれません。
そんな方には、脂肪冷却がオススメです。
脂肪冷却は、脂肪細胞を冷却して破壊する方法です。
身体の脂肪分が凍って固まるくらいの低い温度で皮膚を冷却して、脂肪細胞のみを破壊することが期待できます。
破壊された脂肪細胞は老廃物として排出されるので復活することはありません。そのため、脂肪細胞を減らしてダイエット効果が狙える機器といえるでしょう。
ちなみに、当院でもオススメしているのは、この脂肪冷却です。
脂肪冷却することで約20%の脂肪細胞のみを減少させるので、
・リバウンドしにくい
・痩せたい部分だけ痩せられる
・体に負担が少なく、無理なく
というメリットがあります。約2~3ヶ月で大きな効果が期待できます。
食事量の制限ができていなくても、実際の脂肪量を減らせるので、高いダイエット効果が期待できます。
当クリニックでも、この脂肪冷却は特にオススメしています。
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GLP-1は、血糖値を下げて、食欲を減らすホルモンです。
基本的に注射を打って有酸素運動をするだけで、シンプルなダイエット法でもあります。
自己注射等、注射を打たなければいけませんが、分かりやすいダイエットなので続けやすく、効果も期待できるでしょう。
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